◆外資系高級ホテルチェーンの日本進出が相次いでいるが、2005年7月汐留にオープンした「コンラッド東京」もそのひとつで、今回格安料金(\37,500)が出たので思わず予約してしまった。「コンラッド」は「ヒルトン」ブランドのホテルの中でも最高級に位置づけされており、そういう意味で「パークハイアット東京」との比較を目的で宿泊した。ホテル全体のデザインテーマは「和のモダン・ラグジュアリー」で館内至る所に門と墨絵をモチーフにした内装で落ち着きある和の世界であった。特に部屋は48㎡と都内随一の広さをほこり、ベッドサイドには、雪洞をイメージしたやわらかな灯りはエロスを感じる。◆今回は銀座の街を見下ろす「シティビュー」側であったが広い窓とそこからの大都会の夜景が一望され、窓にそった超ロングソファは男性にとってはありがたいリラックスプレイスで利用方法もいろいろである。ここの特徴のひとつは、バスルームとベッドがガラスで一望できるシャレた作りになっており(グランドハイアット東京がこのスタイル)、いかにもカップル向け配慮がされている。ある意味ではエロい雰囲気であるが、バスルーム自体は、女性好みの「猫足バス」で持ち帰りOKのあひるのおもちゃがバスに浮いており、夕方ペアの小さなベア人形がプレゼントされるなど、心憎いサービスもちりばめられている。◆レストランは28階に集中されており、伝説のシェフ・ゴードン・ラムゼイのフレンチと「チャイナブルー」のモダンチャイニーズがお奨めで共にひとり一万円程度のディナーであるが、評判がいい。またラウンジ「トゥエンティエイト」もテーブルチャージ¥1500であるが、連日生ボーカルバンドが入って、すばらしい演奏を聞かせてくれる。◆ここのプールはまず、入り口から階段を下りていくと、写真のように整った清潔なプールが一望でき、泳ぎたい気分が高揚される憎らしい設計である。縦25m横5mの本格的プールは、深さは手前が1.2mで、傾斜しており端は1mで泳ぎやすい作りとなっている。またライトが水面に当たる工夫がされているので、泳ぎ始めると飛沫が銀色に輝きスピード感を演出してくれて、載せられて1キロ程度(20回往復)泳いでしまい、従業員からお疲れ様でしたと声をかけられてしまった。またプールサイドには、カップル用の大きな貝のようなソファーが5組あり、週末はおそらくカップルで占領されるスイートスポットである。宿泊客はプール使用のみ¥2500の追加料金があるが、ここの室内スパのみであれば、無料でスパはハイアットに比較して高級感に乏しかったが、なかなか居心地は良かった。◆(お奨めスポット)・部屋にあるコンラッドブランドのコーヒー(紅茶風の沸かし器で入れる)はハワイのコナコーヒーみたいなサラツトした絶妙の味で気に入った。・宿泊客であれば、ラウンジはカバーチャージー無料なので、0時までカクテル一杯で生バンドの演奏をエンジョイ出来るので、長い夜を堪能できます。ハイアットと比較すると個人的な好みであるが、和とモダニズムの融合が今ひとつで、ハイアットの大人の雰囲気に軍配を上げたいが、値段との比較ではこちらもあなどれない存在である。
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