汀渚 ばさら邸

汀渚ばさら邸

三重志摩

旅館

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れいめん

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伊勢まいりの後、鳥羽でスナメリ親子たちに会った後、賢島まで足を伸ばして「ばさら邸」へ。

賢島の駅から送迎してもらうけど、宿自体は賢島にはないんだね。「賢島（かしこじま）」といいつつ、橋があるから島感はあまりなし。

送迎はセンチュリーだった。斎王の宮の時と同じくなんにもない緑の中を行く。近鉄の車窓風景でも思ったけど、田園風景、緑、なにもない風景が印象的。ばさら邸の隣はカントリークラブで、系列のプレミアムリゾートのホテルがあった。

黒い塀に囲まれた、おこもり感ある宿に到着。
今回泊まる部屋は離れの「月の冠」、メゾネットタイプ。デイベッドがあって広々してるのが決め手。風の棟と迷ったけどよかった～。部屋で落ち着いたらiPadで貸切露天風呂を予約。「天の鏡」を夜、「月の宮」を朝に。

二階はダブルベッド、ロッキングチェアのある部屋。トイレと流しはこちらにもあり。
露天は英虞湾を臨む景色に百日紅の紅桃色がきれい！

お湯はシルキーバスって書いてあって、微細な気泡が体をきれいにしてくれるとか。なんとなく甘い香りがするような気がして心地よかった。
引き戸は開放できて、風を通して涼むこともできた。
日が落ちた後は床に明滅するライトが散在していて、それもいい感じ。

テラスにはサンルームがあるんだけど、エアコン入れてしばらくしないと暑いし、残念ながら本を読んで一人過ごすとかの長期滞在でもないし、大人数で来ていて孤独になりたいわけでもないし。
ちょっともったいないから、居てみようか･･･と思って行ったら、扉の内側にクモがいて、あークモさんね、と思って入ったら床に小さいムカデが居て、ムカデさんはアウトー！と結局ここで過ごすことなく諦めた。

夕食、文句なし。おいしかったー。
クッションやブランケットの気遣いもあり、ブランケット肩にかけてたら丹前を持ってきてくれました。

ダイニングの出口では軽食の持ち帰りテーブルが。
満腹なんだけど、おいしそうな茹でとうもろこしやミニおにぎり、枝豆、ぶどうなど。

ダイニングを出たところに岩盤浴ソファで寛げる部屋があって、しばし休憩。
横になっていると、じわ～と暖かく。

いい加減お腹いっぱいで、「aoi」ラウンジに入ってみるとたいへーん！おいしそうなスナックが。。。ドリンクやコーヒーマシンも。カプチーノうまい･･･。
aoiにも、ロビーと同じようにいろいろなタイプの椅子が置いてあって、モニターや雑誌などくつろいで過ごせるスペースでした。翌朝も来てみたらマンゴーやキャンディが置いてあった。

夜に予約した貸切露天風呂「天の鏡」へ。
広くて、バリみたい。
クチコミでも、宿の人も、夜がおすすめだと聞いていたけど、景色が見えなくなっちゃうので、ライトアップと景色が両方楽しめる時間帯なんかが一番いいかも知れない、夕方とか。
翌早朝に予約したのが「月の宮」。
現代アートっぽく、吹き抜けの空が眺められるような空間。丸太から流れ落ちてくるお湯。
一つ思ったのが、部屋露天でもそうなんだけど、ドボドボとお湯の音も風情でいいんだけど、虫の声や木々のさやぐ音がかきけされてしまって聞けない。こういうところに来たら、湯音よりも自然の音の中で静かに過ごしたい。
お風呂を上がると雨が降り出していたんだけど、人数分の傘を置いてくれていました。

朝食は洋食を選択。
夕食とは違う位置の個室で、中庭の景色の違いを楽しめました。
パン盛り合わせは、今まで食べたパンで一番おいしかったかもしれない。ほかほかのうちに全種類手をつけるのをおすすめ。クロワッサン、パリパリ、もちふわ。ハーブパンも素朴でおいしく、デニッシュもおいしい。
ただ結構ここでお腹が膨れる。
ポトフも、スープも野菜も滋味があっておいしかった～。
満足。
出産前最後に、贅沢な宿の滞在を堪能しました～。もうたぶん来れない。